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iPhone5cのバッテリー故障原因&交換する方法

iPhone5cのバッテリー故障原因&交換する方法

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  • iPhone 5c
  • 公開日:2018年08月31日   更新日:2019年09月27日

    iPhoneのバッテリーは、リチウムイオン電池を使用しています。

    使っていくうちに、充電してもバッテリーの持ちが悪くなると感じるようになります。

    これはリチウムイオン電池の寿命が迫って来ている可能性が高いです。

    バッテリーの寿命を迎えると、他にも様々な不具合が生じるようになります。

    iPhone 5cのバッテリーの交換目安や、故障の原因、困ったときの対処法を紹介します。

    iPhone 5cのバッテリー交換をする時期の目安

    以前より早く電池がなくなる

    購入したばかりのときは、バッテリーも新しいので普通に使用しても数日は持ちます。

    iPhone 5cのバッテリーに使用するリチウムイオン電池は、寿命があるため経年劣化は否めません。

    最初はあまり気になりませんが、しばらくして以前よりも電池の減りが早くなってきたと感じるようなら、バッテリーの交換時期が近づいているというサインです。

    電池の減りが早くなると充電する回数も増えてきます。それでもしばらくは使用できます。

    しかし、バッテリーが劣化すると、iOSが正常に機能しなくなったり、パフォーマンスが低下したりするので動作が遅くなってきます。

    本体が少し膨張している

    きちんとフル充電したはずなのに、ちょっとの時間で「え?なんでこんなに電池が減っているの?」と思うことも増えてきます。

    なんとなく動作が重いとか、電池の減りが早くなったと感じるのと同時に、本体が膨張している?と感じることがあります。

    電池の減りが早く本体が膨張しているように感じるなら、リチウムイオン電池の劣化による膨張が原因の可能性が高いです。

    iPhone 5cを水平に持ち、下部から見ると明らかに左右の厚みが違うことが確認できるはずです。

    そのまま使い続けると、ある日突然本体がパックリと割れてしまうことも!これが俗に言うハマグリ現象です。

    リチウムイオン電池が膨張していくので、厚みが増しパネル部分を押し上げようとします。

    ハマグリ現象が起きると本体が割れてしまいますし、最悪基盤がショートしてデータが消えてしまうこともあります。

    ホームボタンが効かない!原因がバッテリーであることも

    ある日突然ホームボタンが効かなくなることがあります。

    この場合考えられる原因はいくつかありますが、電池の減りが早く、本体の膨張という条件が重なっているなら、バッテリーの膨張が原因である可能性が高いです。

    ホームボタンは、液晶ユニットと一体化しています。バッテリーが膨張すると、液晶ユニットが浮き上がってしまい、ホームボタンが効かなくなってしまうのです。

    バッテリーが劣化した状態でも使用できますが、次第に様々な問題が生じるようになります。

    早めにバッテリーを交換しておけば、ハマグリ現象も回避できます。

    バッテリー交換時期が近づいているサインが見られたら、早めの交換をおすすめします。

    iPhone 5cのバッテリー故障の原因

    使用年数の経過

    iPhone 5cだけでなく、基本的にiPhoneのバッテリーには寿命があります。

    使い方によって多少の違いはあるものの、平均寿命は約3年と言われています。

    実際にAppleでも、iPhoneのバッテリーの寿命が約3年であると公表しています。

    3年というのはあくまでも目安であって、もっと早くに寿命を迎えることもある可能性は否定できません。

    一応3年という目安があるので、問題が生じる前に、3年を目処にバッテリーを交換することを考えておくといいでしょう。

    ちなみにスマホを充電しながら使用したり、動画視聴や音楽試聴を頻繁にしたりすると、バッテリー寿命を早めると言われています。

    充電中は操作しない、動画や音楽はパソコンで視聴するなど対策を採ればバッテリーの寿命を延ばすことができます。

    早い人では1年目でバッテリーの減りが早くなるというケースもあります。

    バッテリーは永久的に使うことを前提には作られていません。

    注意して使用していても、いつかは寿命を迎えますので、電池の持ちや動作が遅くなるなどのサインが出たら交換するのがベストです。

    バッテリーの状態は、アプリで確認することができます。iOS診断でも確認できますので、寿命を迎える前にバッテリーの状態をチェックしておくと安心です。

    落下や水没などのトラブル

    iPhone 5cのバッテリーが故障する原因としては、水没や落下も少なくありません。

    iPhoneのバッテリーに使用しているリチウムイオン電池は、水分に弱く水没させてしまい内部に少しでも水分が侵入するとそこから腐食することがあります。

    iPhone 5cは防水ではないため水没させなくても、キッチンや洗面所、浴室など水分や湿気があるところで使うとそれだけでも水没扱いになりやすいです。

    夏の暑い季節など、胸ポケットに入れたままにしておき、汗が原因で故障することもあるので水分だけでなく湿気にも注意が必要です。

    落下については、落下時の衝撃にもよりますが、衝撃が大きいほど故障する可能性は高くなります。

    一見問題なさそうに見えていても、内部では想像以上のダメージを受けていることもあります。

    歩きスマホをしていて、アスファルトの上に落とすとダメージも大きいとわかります。

    ところが、室内でカーペットの上に落としただけでも故障するケースがあるので、落下させない工夫も必要です。

    落下が原因の故障では本体の破損以外にも、衝撃によってバッテリーが破裂するというケースがあります。

    落下以外の衝撃でもバッテリーが損傷してしまうので、操作中に落下させないようバンカーリングを使うなどの工夫が必要です。

    結露させた

    冬に起きやすいのが、結露による水没です。冬は屋外と室内の温度差が大きくなります。

    温度の低いところで冷やされたiPhoneを暖かい室内に持ち込むと、温度差の影響で内部に結露が発生します。

    画面が曇ることもありますが、この場合は画面を乾いた布で拭き取ればOKです。

    しかし、内部に発生した結露は気づきにくいので、知らないあいだに水没状態となってしまうのです。

    水の中に落としたり、本体を濡らしてしまったという場合は、水没の可能性を疑うので、対処もしやすいです。

    ところが、温度差による内部の結露はなかなか気づきません。

    見た目には問題ないので、突然画面が真っ暗になったり、操作ができなくなったりするので慌ててしまいがちです。

    リチウムイオン電池は、水分に弱いので結露させない工夫が必要です。

    結露は、冬以外にも起こります。使用中に発熱して本体が熱くなったとき、冷蔵庫に入れて冷やすという方法を採ることがあります。

    冷蔵庫に入れれば効率良く冷やせるので、対処法としても知られていますが、実はこれも結露の原因になるのでNGです。

    結露を発生させないためには、急激な温度差を作らないことが大切です。

    発熱の対処法として本体を冷やしたいなら、冷蔵庫ではなくクーラーで冷風を当てるようにするといいそうです。

    一度再起動させその後アプリの使用を中止してそのまま放置するか、電源をオフして冷暗所に放置しておくという方法もあります。

    それでも熱いままなら、サポートに問い合わせて指示を仰ぐか、直接店舗に持って行き修理やバッテリー交換することをおすすめします。

    自分でバッテリー交換する時の注意点

    必ず電源をオフにする

    ショップにバッテリー交換を依頼する際、保証対象になっているなら無償で交換してもらえます。

    しかし、保証対象外の場合は費用がかかります。交換だけで1万円弱の費用がかかるので、少し高いと感じてしまいます。

    バッテリー交換だけなら、自分でもできます。自分で交換すればバッテリー代だけで済むのでかなり節約できます。

    ただし、自分で交換したことが原因で起こる不具合は、Appleの保証対象外となります。

    費用は安く済みますが、自己責任になることを理解した上で進めてください。

    バッテリー交換の手順は以下の通りです。

    ・電源をオフにする

    ・SIMカードを抜く

    ・パネルを開ける

    ・バッテリー(リチウムイオン電池)を取り外す

    ・新しいバッテリーを入れる

    ・元通りに組み立てる

    手順としてはそれほど難しく思えませんが、バッテリー交換には分解が必要になることを覚えておいてください。

    手順だけ見ると簡単に思えても、デリケートな精密機器を扱うので慎重に扱うことが大切です。

    SIMカードは、購入時に専用の器具がついてくるのでそれを使います。

    パネルを開けるには、ネジを外さないといけません。このネジは特殊なネジなので、専用のドライバー(星型ドライバー)が必要です。

    パネルを開くときは無理にこじ開けると破損させてしまう可能性があるので、吸盤を使います。

    パネルを開けても、保護プレートやコネクタを外す作業があるので慎重に進めていきます。

    ケーブルの断線に気を付ける

    iPhoneの中はいろんなケーブルがあります。

    自分でバッテリー交換をする際、不注意で他のケーブルを切断してしまうというミスは少なくありません。

    バッテリーとは関係ない部分のケーブルを断線させると、最悪使用できなくなる可能性があります。

    自分でバッテリー交換をする場合は、本体を分解しなければいけません。

    分解する場合は、自己責任となるためAppleの保証は受けられません。

    ついうっかりして、他のケーブルを断線させても、修理してもらえなくなる可能性があることを覚えておいてください。

    ロジックボードを傷つけないようにする

    パネルを開き中を見るとわかりますが、リチウムイオン電池の横には、ロジックボードがあります。

    ロジックボードというのはメイン基盤のことです。

    バッテリー交換時にうっかりしていてロジックボードを傷つけるとバッテリーを交換しても使用できなくなります。

    自分でバッテリー交換をする際、ロジックボードを傷つけてしまうトラブルが多いと言います。

    ロジックボードの損傷は修理不可となることもあるので、自己責任で行うとしても精密機器を扱うということを自覚しておかないといけません。

    まとめ

    iPhone 5cのバッテリー寿命は約3年と言われています。使い方によってはもっと早く寿命が来ることもあります。

    バッテリーは永久的には使えませんが、バッテリーを交換すれば本体はそのまま使えます。

    バッテリーが劣化したまま使うと、本体にも影響が出るので寿命が近づいたり、バッテリー交換のサインが出たら、早めに交換しましょう。