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iPhone6Plusのバッテリーを換える目安・自力交換する注意点とは?
iPhoneの9世代目として2014年に発売されたのが、iPhone 6 Plusです。
発売から4年になるので、既にバッテリー交換を終えている人も多いのではないでしょうか。
発売後すぐに購入した人は、バッテリー交換時期とiOS更新の時期が重なり、余計に重くなったと感じることも多かったようです。
iPhone 6 Plusのバッテリー交換に関することを紹介します。
目次
iPhone 6 Plusのバッテリーの交換タイミング
充電をしても100パーセントにならない
最初はフル充電しておけば、酷使しない限り問題なく使えます。
iPhone 6 Plusに限らず、どのiPhoneにもバッテリーにはリチウムイオン電池を使用しており、使えば使うほど劣化します。
購入してからしばらくは、バッテリーのことなど考えずに使えます。
そのうち以前に比べてバッテリーの持ちが悪くなったと感じるようになってきます。
これはどのiPhoneにも起こることですが、充電をしても100パーセントにならないという不具合も確認されています。
充電の表示がおかしくなる
充電しているのに表示が100%にならないのは、バッテリー内のICチップが原因になっていることも多いようです。
この場合充電しても、80%くらいで止まってしまうようになります。
ただしこの現象は必ずしも故障とは限りません。
iPhoneには本体が熱を帯びると、80%までしか充電できないようにする機能があります。
これは、バッテリーへの負担を軽減するため、自動で負荷を軽減する機能です。
夏の暑い季節に起こる現象ですが、この場合は熱が冷めれば100%まで充電できるようになります。
気温が低いときでiPhone本体の熱もないのに、充電をしても100パーセントにならない場合があります。
そのときは、バッテリーの故障という可能性が高いです。
バッテリーが膨らんでいるように見える
バッテリーに使用しているリチウムイオン電池は、使用していくうちに内部の劣化が進みます。
劣化するとガスが発生するのですが、電池は密閉されているのでガスが充満してバッテリー自体が膨らんできます。
バッテリーの膨張は劣化が原因です。
本体が歪んだり膨らんだりして見えるようなら、バッテリーを交換するサインと考えていいでしょう。
iPhone6Plusのバッテリーを自力で交換する手順
電源を落とす
iPhone6Plusのバッテリー交換は、Applestoreに依頼することもできますが、保証期間が過ぎると費用がかかります。
iPhone6Plusは発売から4年が経過しているので、製品保証期間は既に終了している人が大半でしょう。
バッテリー交換費用を節約したい場合は、自分で交換してみましょう。
自分で交換する場合は、何よりも先に電源を落としておきます。ケーブルなども全て外しておきましょう。
フロントパネルのコネクタネジと接点端子を外す
iPhoneのフロントパネルを開けるには、ネジを外さないといけません。
このネジは星型ドライバーを使って外します。星型ドライバーは精密機器用のドライバーですが、簡単に入手できます。
これがないとフロントパネルが開けられないので注意してください。
特殊なネジを使用していますが、星型ドライバーは安価で入手できます。
今後も自分でバッテリー交換などをする予定があるなら、持っておくと便利です。
接点端子なども全て外しておきます。
フロントパネルを開ける
ネジを外してからパネルを開けますが、パネルを開けるとき無理に開こうとすると、内部の部品やケーブルを損傷してしまう可能性があります。
パネルを安全に開くには、吸盤を使います。
iSclackという専用のグッズを使ってもいいですし、市販の吸盤に取っ手をつけた物を使ってもOKです。
ただし吸盤を使っても無理やりこじ開けずに、吸盤でパネルを抑えながら、プラスティックツールなどを使ってそっと開けてください。
パネルを開けてからもいくつかのネジや部品を外すという工程があります。
精密機器を扱うので、作業は慎重に丁寧に、部品やケーブルを傷つけないように進めていきます。
バッテリーを付け替える
バッテリーを外すときは、接着タブをちぎらないよう慎重に引っ張りながら全部で3本の接着タブをはがしていきます。
接着タブを全てはがしたら、基板とは反対側からプラスチックカードを差し込みます。
そして、バッテリーに衝撃を与えないよう注意しながら外します。
劣化しているバッテリーに衝撃を与えると、発火する恐れがあります。
自分でバッテリーを交換する際によくあるトラブルなので、くれぐれも刺激を与えず静かに作業してください。
iPhone6Plusのバッテリー交換の時の注意ポイント
SIMカードを取り出しておく
自分でiPhone6Plusのバッテリー交換をする際は、作業を始める前にいくつかやっておくことと、作業に関する注意点があります。
安全に交換するために、SIMカードは取り出しておきましょう。
iPhone6Plus購入時に、SIMカードを取り出すための専用ツールが付属されているので、購入したときの箱をチェックしてください。
その中にクリップのようなツールが入っているはずです。
もしも箱を捨ててしまってツールがない場合は、普通のクリップでも代用できます。
バッテリーの交換以外でもSIMカードを取り出すことがあります。
なので、付属ツールは捨てずに取っておくことをおすすめします。
データのバックアップをきちんと取る
Applestoreでバッテリー交換をしてもらう場合は、一旦初期化してから作業を始めるのでデータが消えてしまいます。
このためデータのバックアップは必須となります。
自分で交換する場合は、バッテリーを取り外してもデータは消えません。
ですが、何があるかわからないので念のためデータのバックアップを取っておくようにしてください。
何事もなければデータはそのままですし、万一データが消えてしまってもバックアップをとっておけば復元できます。
コネクタを折らないように気を付ける
バッテリー交換自体はそれほど難しい作業ではありませんが、バッテリーを外すまでにはいくつかの工程があります。
精密機器ですから、どれもちょっと力を入れたり角度を間違ったりすると折れたり破損したりすることがあります。
特にコネクタを折ってしまうと使えなくなるので注意してください。
自分でもバッテリー交換は可能ですが、全て自己責任になります。
もしも途中でコネクタを追ってしまい、元通りにできなくてもAppleでは対応してもらえません。
この場合は民間の修理店に依頼するか、本体を買いなおすことになってしまいます。
慎重に進めないと、余計な費用が掛かってしまいます。
これだと最初からApplestoreか修理店に出した方がよかった…ということになりかねません。
バッテリーはゆっくりを剥がす
バッテリーは粘着テープで固定されています。
粘着テープには交換時に扱いやすいようタブが付いているので、それを引っ張ればOK。
剥がすときもゆっくり慎重にはがしてください。
自分で交換する場合は、バッテリーだけを購入しても粘着テープがないと固定できません。
大抵はバッテリーとセットで販売されていますが、粘着テープだけの販売もあるのでバッテリー用の粘着テープを使いましょう。
バッテリー用なら、タブが付いているので、次に交換するときも作業がしやすくなります。
新しいバッテリーに交換したら、今度は外した部品やネジを全て元通りにしてからパネルを閉じネジで留めます。
パネルを完全に閉じる前に、電源が入るかどうかのチェックをしておきましょう。
まとめ
iPhone 6 Plusは、使い続けていくとバッテリーが消耗するので、使い続けるには交換が必要になります。
バッテリー交換の目安を覚えておくと、トラブルが起きる前に交換できます。
自分でも交換は可能ですが、精密機器を扱うことと全て自己責任になるということを理解した上で試すことになります。