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iPhone6sがシャットダウンするのはどうして?バッテリー交換の方法をご紹介

iPhone6sがシャットダウンするのはどうして?バッテリー交換の方法をご紹介

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  • iPhone 6s
  • 公開日:2018年08月31日   更新日:2019年09月19日

    iPhone6sだけに見られる、シャットダウン問題があるのをご存知でしょうか?

    全てのiPhone6sではないものの、ある期間に製造されたiPhone6sだけに見られる現象です。

    これはバッテリーの初期不良となるため、Appleでも対象機種を所有しているユーザーに対しての補償で対応しています。

    iPhone6sのシャットダウン問題についてみていきましょう。

    iPhone 6s特有の"シャットダウン問題"とは?

    iPhone 6sを使っていると突然シャットダウンすることがある

    しっかりと充電してあり、まだ十分にバッテリーが残っているにもかかわらずiPhone6sが突然シャットダウンしてしまうというトラブルが続出しました。

    iPhoneのバッテリーは寿命があり、その期間は約3年であることをAppleでも公表しています。

    長く使っている条件でのバッテリー不具合なら納得できるものの、新品の状態でのシャットダウンは困ってしまいます。

    バッテリーが半分くらいになったときに発生することも確認しています。

    安全性には問題ないとしていますが、普通に使えるはずのものが使えないのは納得できないというユーザーも多かったようです。

    ごく一部のiPhone 6sのみに起こる問題

    バッテリー残量が半分残っている状態にもかかわらず、突然シャットダウンしてしまうというトラブルは、iPhone6s特有のものです。

    ただし全てのiPhone6sではなく、一部の限られたiPhone6sだけということも分かっています。

    対象となるのは、2015年9月~10月に製造されたiPhone6sで、シリアルナンバーも分かっています。全てのiPhone6sというなら機種で判断しやすいのですが、ごく一部のiPhone6sだけとなるため見極めが難しいです。

    自分のiPhone6sがこれに該当しているかどうかは、Appleの公式サイトにある「iPhone6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム」というページで確認できます。

    ページに行くと、シリアルナンバーを入力する場所があるので、そこに自分のiPhone6sのシリアルナンバーを入力すれば該当しているかどうかを確認できます。

    シリアルナンバーは、設定・一般・情報から確認できます。

    バッテリーの初期不良

    iPhone6sだけに見られるシャットダウン問題は、バッテリーの初期不良が原因であることが分かっています。

    公式サイトからシリアルナンバーを入力すれば、自分のiPhone6sが該当機種かどうかを調べることができます。

    バッテリーの初期不良があると、使用にも支障をきたします。

    バッテリーの劣化によるトラブルも想定できますので早めに交換することをおすすめします。

    該当機種は無償でバッテリー交換ができる

    iPhone6sのシャットダウン問題に該当しているなら、無料で交換してもらえます。

    ただし画面にひび割れ等がある場合は、先に画面の修理が必要となりますので、その費用は別になります。

    画面のひび割れに関しては、ほとんどが過失や事故が原因です。

    自然故障なら保証期間は無償で修理や交換に応じてもらえますが、過失や事故の場合は保証対象外となります。

    購入時の1年保証の他に、AppleCare+に加入すると2年まで保証期間を延長できます。

    ただしこの期間内であっても、過失や事故による修理は費用がかかります。

    iPhone6sの画面の修理は、AppleCare+に加入していれば3,400円ですが、未加入や保証対象外だと14,800円かかります。

    またAppleCare+に加入していても、保証サービスを受けられるのは2回までとなっています。

    画面のひび割れや破損がある場合は、費用がかかることを覚えておいてください。

    iPhone 6sリコール機種に該当しているか調べる方法

    2015年9月~10月に製造

    iPhone6sがリコール対象なら、無償で交換してもらえますので早めの交換をおすすめします。

    リコール対象となるのは、2015年9月~10月に製造されたものです。

    それ以外の期間に製造されたものはiPhone6sであっても、シャットダウン問題とは関係のない機種です。

    もしもバッテリーに問題があるなら、それは個別に問い合わせや交換が必要です。

    Appleのサイトでシリアル番号を入力する

    自分のiPhone6sが2015年9月~10月に製造されているなら、Appleのサイトからシリアルナンバーを入力して、リコール対象機種かどうかの確認ができます。

    バッテリー残量が半分くらいになると、シャットダウンするというトラブルが起きているなら、リコール対象機種である可能性が高いです。

    これはバッテリーの初期不良ですから、そのまま使っていると本体にも負担をかけることになってしまいます。

    不具合がある以上そのまま使い続けるのはリスクがあります。

    Appleでも補償を行っているので、早めに手続きしておくといいでしょう。

    問題があるのはバッテリーですから、バッテリーを交換すれば後は問題なく使用できることも確認されています。

    iPhone 6sリコール機種を無料修理できる条件とは

    画面割れやヒビがない

    2015年の9月~10月の製造されていて、シリアルナンバーでもリコール対象と確認できていても、補償にはいくつか条件があります。

    画面のヒビや割れがないことも条件です。

    この場合は画面の修理が必要となるので、画面の修理をすればリコール対象として認められバッテリー交換は無料です。

    歪み・水濡れをしていない

    iPhone6sのシャットダウン問題での補償を受けるには、本体の歪みや水漏れがないことも条件に含まれます。

    本体が湾曲していたり、バッテリーの膨張でハマグリ現象が起きていたりすると補償対象外となってしまいます。

    本体の湾曲やバッテリーの膨張でパネルが盛り上がり本体との間に隙間があると、バッテリー交換は可能ですが、リコール対象であっても有料となります。

    水漏れは確認しにくいですが、SIMトレイから確認することができます。

    水漏れがある場合もバッテリー交換は可能ですが、有料となるので注意が必要です。

    新品で購入した日から3年以内

    画面のヒビや破損、本体の湾曲や歪み、バッテリー膨張によるハマグリ現象がない場合でも、購入から3年以内のものしかリコール対象にはなりません。

    これはiPhone6sを購入した日という意味ですが、中古や人から譲り受けた物でもiPhone6s自体の購入日となるのでそれから3年以上経過していると、バッテリー交換は有料となってしまいます。

    製造期間やシリアルナンバー該当していても、条件によっては無料ではなく有料での交換となってしまうことがあります。本人が気づかず依頼しても、念のためAppleでも依頼を受けてから条件を満たしているかどうかチェックしますので、もしかしたら有料での交換となる可能性はあります。

    iPhone 6sのバッテリーを有料で交換する方法

    Appleストアに修理を依頼する

    iPhone6sのシャットダウン問題に該当しているにもかかわらず、その他の条件を満たしていないと有料での交換となってしまいます。

    費用がかかりますが、不具合のあるバッテリーをそのまま使い続けるのは思わぬトラブルの原因となるのでおすすめできません。

    バッテリーを交換する方法としては、Appleストアへの修理依頼という選択肢があります。

    正規店ですし、シャットダウン問題のこともよく理解しているので、安心して任せられます。

    ただしAppleストアに修理依頼をする場合は、バッテリー交換だけでも一旦初期化されることを覚えておいてください。

    これは必ず行われることなので、データのバックアップを取っておかないとバッテリーの不具合が解消されても、データが消えてしまいます。

    一度初期化されると、バックアップなしではデータを復旧できません。

    正規サービスプロバイダに依頼

    Appleストア以外では、正規サービスプロバイダ経由での依頼もできます。

    ビックカメラ・カメラのキタムラ・クイックガレージのいずれかの支店で申し込みできます。

    ただし正規サービスプロバイダでも窓口が違うだけで、実際に修理や交換をするのはAppleストアです。

    正規サービスプロバイダ経由でAppleストアに依頼するので、作業前には初期化されます。

    この場合も事前にバックアップを取っておかないと、データが消えてしまいますので注意してください。

    バッテリーの在庫状況にもよりますが手元に戻ってくるまでには、数日~1週間かかります。

    一部では店頭でバッテリー交換をしてもらえるところもありますが、事前の予約が必要です。

    iPhone修理専門ショップに依頼

    多少画面のヒビがあっても修理はせず、バッテリー交換だけして欲しいというなら、iPhone修理専門ショップに依頼するという選択肢もあります。

    費用もAppleストアや正規サービスプロバイダに比べると少し安いですし、データの初期化も行わないので、バッテリー交換のみでも受け付けてもらえます。

    ただし状況によっては、バッテリー交換をすることでデータが消えてしまう可能性はあります。

    作業にするにあたりその可能性がありそれも承知した上での依頼になります。

    承諾書にサインを求められるので、承諾書に書かれていることには目を通して納得出来た場合のみサインしてください。

    念のためバックアップを取っておくと安心です。

    自分でバッテリーを購入して交換する

    自分のiPhone6sがリコール対象であるのに、他の条件を満たしていないとバッテリー交換に費用がかかってしまいます。

    Appleストアや正規サービスプロバイダは安心ですが、費用が高いですし他の修理でもさらに費用がかかります。

    民間のiPhone修理専門ショップなら、少し安くなりますがそれでも5,000円~7,000円はかかってしまいます。

    もっと費用を安く済ませたいなら、自分で交換すれば最低限で済みます。費用はだいたい1,000円前後です。

    ただしiPhoneを分解するには、特殊なドライバーが必要です。

    精密機器に使う星型ドライバーを用意しましょう。

    他にもパネルを外すときの吸盤やピック、先の細いピンセットなどがあると便利です。

    精密機器用工具を使うか、ツールセットを購入すると便利です。

    Appleストア・正規の修理店に依頼する際のポイント

    保証内であれば無償

    Appleストア・正規の修理店への依頼は、対象機種であることとその他の条件を満たしているという条件で、さらに保証内なら無償で交換してもらえます。

    保証というのは、購入から1年後の製品保証orオプションのAppleCare+(2年間)のどちらかです。

    保証内でも画面のひび割れや他に修理が必要な箇所がある場合は、AppleCare+に加入していれば3,400円で対応してもらえます。

    修理内容や理由によっては無料ではないものの、保証外だと14,800円かかるところを、3,400円でやってもらえるのはかなりお得です。

    データのバックアップを必ずする

    Appleストア・正規の修理店では、バッテリー交換のみでも、他の修理をする場合でも作業前に初期化します。これは本体に不具合がないかどうかを調べるという理由です。

    初期化してしまうと、データを復旧できません。

    Appleストア・正規の修理店に依頼するなら、事前にバックアップを取っておきましょう。

    バックアップを取っておけば、作業前に初期化されても手元に戻ってきたときデータを復旧できます。

    アドレス帳や写真など大切なデータも全部消えてしまうので、バックアップは必須です。

    AppleID・パスワードが必要

    初期化に伴い、保存されていたIDやパスワードもリセットされてしまいます。

    Appleではすべてのサービスに使える共通のIDとパスワードがあります。

    ショッピングやサイトへのログインに必要です。

    これを忘れてしまうと、ログインできません。

    データのバックアップとは別に、メモに書き保存しておくと便利です。

    まとめ

    iPhone 6sのシャットダウン問題は、Appleでもきちんと対応していますが、補償を受けるにも条件があります。条件を満たしていれば無料で交換してもらえます。有料でもアイデア次第なら費用を安く抑えることができます。