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iPhoneSEが同期できないトラブルの時にチェックすべき事とは?

iPhoneSEが同期できないトラブルの時にチェックすべき事とは?

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  • iPhone SE
  • 公開日:2018年12月02日   更新日:2019年09月23日

    iPhoneのトラブルの中でもかなり厄介なのが同期関連のトラブルです。

    特に保存は出来たのに復元するために同期をしようとして失敗し続けるとデータ復旧が出来ないので依頼してしまうでしょう。

    そこで、今回はiPhoneSEに焦点を絞ってiTunesで同期が出来ない時に行うべき対処法と、同期が可能なソフトをいくつか紹介します。

    iPhoneSEがiTunesで同期できない時に行う対処法

    設定→「iCloudミュージックライブラリ」をオフにする

    「Apple Music」はApple社によるオンラインストリーミング月額制音楽配信サービスで、利用している人も多いでしょう。

    AppleではiCloud上に音楽を保管してすべてのApple端末で利用できるように設定してくれます。

    これが「iCloudミュージックライブラリ」における優れた機能なのです。

    いわゆる新機能の一つでありクラウドから購入した音楽ファイルが自動的に別の端末へ同期されます。

    ただし、端末同士でのオンオフ設定が揃っていないとエラーが出てしまうというちょっとした欠陥があるのです。

    ある程度意識してこのサービスを利用している方はトラブルの原因に気がつくでしょう。

    しかし、全く利用していない人はトラブルの原因に気がつきません。

    同期エラーが出ている人は必ずホームにある「設定」から「ミュージック」を選択します。

    そして、「iCloud ミュージックライブラリ」をタップしてオフにしましょう。

    「音楽の同期」を外して再度適用する

    同期がうまくいかない人や同期したけど音楽やデータが消滅してしまったという人は「音楽の同期」の設定がおかしい可能性があります。

    一度iPhoneとパソコンを接続してiTunesを開き、端末から管理画面を開いてチェックしてみましょう。

    手順としては、iPhoneとパソコンを接続する→iTunesを開く→iTunes左上にあるiPhoneマークをクリックする→端末管理画面に入ります。

    「ミュージック」を選ぶ→「音楽を同期」のチェックを外す→警告が出たら「削除」をクリックします。

    そして再び「音楽の同期」にチェックを入れて「適用」をクリックします。

    手動で同期を行ってみる

    iTunesを使いながらもiPhoneに手動で同期する方法もあります。

    それは先ほど開いた管理画面にある「概要」にあるオプション項目に「音楽やビデオを手動で管理」という物があります。

    そちらを利用すると自分でiTunes側に同期したいデータを選択できるようになるのです。

    容量不足でうまく同期できないという人は一度iPhone側に戻す前にiTunes側で必要なデータを選びなおすのも重要になります。

    iPhoneは高性能になっていろんなことができるようになりましたが、その分いろんなアプリを詰め込んで容量不足になる人が多発しています。

    同期させる前にiTunes側で不要なデータを振り分けるのも重要です。

    また、iTunesを使わないで同期する方法だってあります。

    いわゆるクラウドストレージを使う方法です。

    iPhoneでの実行方法は主にiCloudを使った方法となります。

    やり方は以下のとおりです。

    ホーム画面の「設定」を開く→「iPhoneにサインイン」を選択する→「Apple ID」や「パスワード」が聞かれるので入力する→「iCloud」を選択します。

    同期する項目を選べるようになるので、必要な部分を「オン」に切り替える(重いデータを同期するときはWi-Fi接続をしてください)。

    ただし、iCloudには容量制限があります。

    無料だと5GBまでしか使えないので、いろんな音楽データや写真データをクラウド上に持ち込んでしまうと一瞬で埋まってしまうでしょう。

    解決策は、不要なデータは削除してしまうか、別の保存媒体にデータを移し替えるか、有料登録をして使えるiCloudの容量を増やすかの3択です。

    できる限りお金を使いたくないという人は不要なデータ削除と他の保存媒体にデータを移し替えることを推奨します。

    特に写真や動画は非常に容量を使いますので、定期的にパソコンにデータ移動をさせるようにしてください。

    Windowsならば「画像とビデオの読み込み」で簡単に作業が終わります。

    iTunesのバージョンを最新にする

    iPhoneやiTunesはかなりの頻度でアップデートをしているので、気がついたらバージョンが古くなっているというケースも多いです。

    特に、普段iTunesを全く利用しないという方、バックアップをして同期をする時だけ使う方もいます。

    そんな方はiTunesを使わないことが多くバージョンも古いまま放置されることも多くなります。

    そんな人は同期作業を行う前にiTunesのバージョンアップを行ってください。

    やり方は以下のようになります。

    こちらの作業もそこまで難しい物ではありません。

    iTunesを起動する→メニューバーにある「ヘルプ」をクリック→その中にある「更新プログラムを確認」をクリックします。

    ここで新しいバージョンがあるとダイアログで「iTunesをダウンロード」と出ます。

    そこでクリック→確認画面が出るので「項目をインストール」をクリックします。

    使用許諾契約画面が出るので内容確認後に「同意する」をクリック→ダウンロードとインストールが始まるので終わったら再起動します。

    iOSを最新バージョンにアップデートする

    iTunes側もしっかりとアップデートしているのに反応しない場合はiOSも最新のバージョンになっているかを確認しましょう。

    どちらも最新じゃないと同期がうまくいかないのです。

    きちんと最新のiOSになっているのか確認しておきましょう。

    やり方は以下のとおりです。

    Wi-Fi接続に変更する→ホーム画面の「設定」を開く→設定画面の中にある「一般」をタップします。

    「ソフトウェアアップデート」をタップする。

    ここでアップデートが必要だと「ダウンロードとインストール」か「今すぐインストール」の状態になっているのでタップします。

    もし「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示された場合は不要です。

    パスコードを設定中の場合はパスコードを入力などが聞かれます。

    しかし、ここまできたらあとは利用規約を確認して同意をしてインストールするだけです。

    多少時間がかかる作業なので、急いでいるときはやらない方が良いでしょう。

    Apple Mobile Device USB Driverを確認する

    iPhoneをパソコン側に接続したときには必ず「Apple Mobile Device USB Driver」が起動します。

    これが動いていないかエラーが表示されているという人は同期が出来ません。

    確認の仕方は以下のとおりです。

    iPhoneとパソコンを繋ぐ→パソコン側左下のスタートボタンを右クリックしてその中にある「デバイスマネージャー」をクリックします。

    「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の左側にある矢印のような物をクリックして展開します。

    そこに「Apple Mobile Device USB Driver」があるかどうかを確認します。

    ここでこのドライバーがあるのならばしっかりと認識して動いているということがわかります。

    このドライバーの横に「!」や「?」マークや下向き矢印が表示されていたら要注意です。

    下向き矢印がついていた場合はデバイスが無効になっているので右クリックから「有効」をクリックしてください。

    「!」や「?」マークの人は再インストールが必要です。

    この場合は一度アンインストールしてから再インストールしましょう。

    やり方は「Apple Mobile Device USB Driver」から削除を選択し、「このデバイスのドライバ ソフトウェアを削除する」選択して進めていくだけです。

    あとは「USB (Universal Serial Bus)コントローラ」を選択し、「ハードウェア変更のスキャン」を選ぶと自動的に必要なドライバーが再インストールされます。

    純正ケーブルでつなぐ

    iPhoneとパソコンを繋ぐケーブルは色々と売られています。

    100均ショップやネット通販では100円以下のケーブルも大量に用意されているのです。

    しかし、Appleが公認しているケーブルじゃないと電流量が安定しないのでケーブルとして使えません。

    必ず純正ケーブルを用意して接続してください。

    ただし、純正のケーブルでも劣化しているとうまく同期できなくなってしまうパターンもありますので、2本用意しておくと安心でしょう。

    同期できなかったけどケーブルを取り替えて直ったというパターンは多いのです。

    iTunes以外で同期が可能なソフト

    AnyTrans for iOS

    iPhoneで同期をするときに一般的に使われるのがiCloudとiTunesですが、それ以外にも同期をする方法はいくらでもあるのです。

    その一つがiPhoneやiTunesなどのコンテンツ屋データを管理する「AnyTrans for iOS」です。

    使い方は簡単で公式サイトから「AnyTrans for iOS」をダウンロードして、インストールします。

    インストールしたらソフトを開いてAnyTrans for iOSホームページの右上にある「三」のようなアイコンをクリックします。

    そして「Choose Language」をクリックし、日本語にして「Getting Started」をクリックします。

    ただし、無料版だと7日後には期限切れになるので、直ぐに使う予定がある人はインストールしたら直ぐに使い切ってしまいましょう。

    パソコンとiPhoneを接続してiOS コンテンツカテゴリ画面が表示させて移行させたいデータを選ぶという簡単作業で終わります。

    Tenorshare TunesCare

    こちらもiTunesで同期が出来ない場合に使われることが多いソフトウェアの一つです。

    先ほど紹介した「AnyTrans for iOS」と同じようにiPhoneの動画や写真やデバイスメディアを転送できるようになります。

    日本ではそこまで知名度が高いソフトではないので、使っている人はそこまで多くないでしょう。

    DearMob iPhone

    iTunesの代わりにiPhoneのデータをバックアップしたり同期復元することに使われるソフトの一つがこの「DearMob iPhone」です。

    iOS端末のバックアップ用ソフトの中でも使い勝手はかなりよくiTunesではなくあえてこちらを使っているという人もいるでしょう。

    丸ごとバックアップも可能ですが、音楽データや音声ファイルやアドレス帳などの個別データを選んで管理することも可能ですし、編集も出来ます。

    無料版でもある程度は使えますが、バックアップと復元機能が利用できないので本格的に使いたいという人は有料版を買うしかないでしょう。

    PhoneTrans

    この「PhoneTrans」も他のソフトと同じように同期や復元やバックアップが出来ます。

    iPhoneと接続させるとiPhoneのストレージにどのように保管されているのかが直感的にわかるように表示されるのでわかりやすいでしょう。

    特に音楽はジャンルやアルバムやアーティストで絞り込むことが出来るので使いやすいです。

    感覚としては普通の外付けHDDやUSBにデータを移動させるような感覚で移動させることが出来ます。

    ちょっとしたパソコン操作に慣れている人はこちらの方が使い勝手は良いでしょう。

    CopyTrans Shelbee

    ITunesの代わりにバックアップ復元をするために使えるソフトの一つが「CopyTrans Shelbee」です。

    ITunesと同じように「CopyTrans Shelbee」を開いてiPhoneと接続した後にバックアップを取ります。

    そして新しいiPhoneに復元するという基本的なやり方が通用します。

    ただし、音楽をバックアップするためには「CopyTrans」が必要になります。

    カメラロール以外にある写真は「CopyTrans Photo」が必要になるので、100%完璧なバックアップが出来るわけではありません。

    対処法を行っても改善しない場合

    iPhone・iTunesを再起動する

    iPhoneやiTunesのアップデートやケーブル変更をしてもうまくいかない場合もあります。

    そんな時は、両方とも再起動することでうまく認識するようになるケースも多々あります。

    今まで認識がうまくいかなかったのに認識するようになったり、同期がうまくいくようになるパターンもあります。

    最初に同期がうまくいかなかったら両方とも再起動すると良いでしょう。

    再起動しても同期がうまくいかない場合もあります。

    そんな時はケーブルが悪いとか劣化しているかもしれません。

    また、容量不足しているとか同期における設定で何か間違っているといった他の要因を探るようにすると効率が良いです。

    Appleサポートに問い合わせる

    このように同期がうまくいかない理由というのは結構多いので、自分だけでは特定できないことも多々あります。

    特定できないと時間ばかりが経過してイライラしてしまうので、専門家の知恵を借りましょう。

    日本におけるAppleサポートの連絡先は「0120-27753-5」になります。

    何かあったときの修理サービスの連絡先もここになります。

    同期がうまくいかない以外のトラブルが発生したときにもここに連絡すると良いでしょう。

    また、より細かくどのような状態が発生しているのかを調べてから連絡をしたいという方もいるでしょう。

    こちらの「Appleサポートへのお問い合わせ(https://getsupport.apple.com/?caller=home&PRKEYS=)」から症状をより細かく確認できます。

    このページの「iPhone」を選択して「アップデート/バックアップ/復元」を選び該当するトラブル内容を探してみましょう。

    うまくバックアップや復元が出来ない場合は「バックアップ、またはバックアップからのデータ復元」を選びましょう。

    チャットをするか電話をするか選んでください。

    iPhone修理ショップに持ち込む

    こちらで手を尽くしても治らない場合は修理を考えましょう。

    ソフトではなくハード側のトラブルならばこちらで出来ることはありません。

    修理方法としてはAppleリペアセンターへ送るか、AppleStoreや正規サービスプロバイダに持ち込むか、非正規のお店に持ち込むかの3択です。

    補償などを考えた場合はAppleリペアセンターへ送るか、AppleStoreや正規サービスプロバイダに持ち込むのが正解となります。

    時間が無い人は持ち込みが正解なのですが、最寄りの場所に持ち込めるところがないという人は配送を利用した方が良いでしょう。

    故障したときにiPhoneが持ち込めるお店は「アップル直営店と正規サービスプロバイダ一覧(https://iphone-report.sakura.ne.jp/all.html)」をご覧ください。

    iPhoneSEの同期トラブルはある程度自己解決可能

    iPhoneの同期はすんなり行けば初心者でも安心なのですが、同期トラブルや復元が出来ない状態に陥ると一気にパニックになってしまいます。

    その場合はここで紹介したような簡単な解決策を次々と試してみると良いでしょう。それだけでも高確率で解決できます。

    すべて覚えることが困難なので、お気に入り登録をしておいて何かあったときに開けるようにすると確実に役に立ちます。

    そこまで難しい動作はありませんので、説明文を見ながらならばどんな人でも問題なく操作できるでしょう。